小児科について
子どもは症状を伝えることがうまくできないので、いきなり強い症状を起こすこともあります。心配が余計に募ってしまうと思います。当院では、お子様の訴えをしっかり聞いた上で、付き添いの保護者様のお話もしっかり伺い、状態の正確な把握をしっかり行っています。診療に関してはお子様と保護者様がどちらもご不安にならないよう丁寧にコミュニケーションをとって、結果もわかりやすくお伝えしています。安心してご相談ください。
予防接種のスケジュールの相談、乳幼児健診などにも対応していますので、ご相談ください。また、血液型判定(自費)も行っていますので、ご希望がありましたらお伝えください。
当院で迅速検査可能な検査項目
- インフルエンザ
- RSウイルス
- 溶連菌
- アデノウイルス
- ノロウイルス
- マイコプラズマ
市原市の登園、登校許可書の必要な疾患
- インフルエンザ A・B
- 百日咳
- 麻疹(はしか)
- 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
- 風疹(三日はしか)
- 水痘(水ぼうそう)帯状疱疹
- 結核、髓膜炎菌性髓膜炎
- 感染性胃腸炎(ロタ、ノロ、その他)
- 腸管出血性大腸菌感染症
- 流行性角結膜炎(はやり目)
- 急性出血性結膜炎
- ウイルス性肝炎(A型)
- A群溶連菌感染症
- 咽頭結膜熱(プール熱)、アデノウイルス
- マイコプラズマ感染症
- 伝染性紅斑(りんご病)
- ヘルパンギーナ
- RS ウイルス感染症
- 突発性発疹
- 手足口病
- 伝染性膿痂疹(とびひ)
小児科で対応している主な疾患
風邪
鼻やのどの粘膜に炎症を起こした状態です。風邪の原因になるウイルスは200種類以上あるとされています。鼻水、咳、のどの痛み、発熱、倦怠感などの症状を起こします。ウイルス感染の場合は抗菌剤の効果が見込めないため、安静と水分摂取が重要になり、必要に応じて症状を解消するための対症療法を行うこともあります。
気管支炎
のどの奥、肺までつながる気管や気管支といった気道に炎症が起こっています。胸の奥から出るようなしめった咳が出て、発熱が続く場合もあります。ウイルス感染によるものが多いのですが、マイコプラズマや細菌などによって生じることもあります。細菌感染が原因の場合には抗菌薬が有効ですが、ウイルスが原因の場合には安静と水分補給、そして対症療法が中心になります。重症化した場合には入院による治療が必要になる場合もあります。
喉頭炎(クループ症候群)
のどの喉頭に炎症による腫れが生じ、気道が狭くなる疾患です。呼吸が苦しくなって、ケンケンというような独特な咳が出ます。数日で回復することが多いのですが、悪化してしまうと短時間で重症化しやすいため症状が長引く場合には早急に医療機関を受診してください。
中耳炎・副鼻腔炎
中耳は鼓膜の内側で鼻腔と細い管でつながっています。副鼻腔は頬や眉間などにある空洞です。中耳や副鼻腔は、風邪などの炎症をきっかけに増殖した細菌やウイルスが入り込んで感染することが多く、特に成長過程にある小児は中耳炎や副鼻腔炎を起こしやすい構造をしています。鼻水などの症状がある場合、当院の小児科では耳鏡での診察を行い、状態に合わせた治療を行っています。なお、中耳炎や副鼻腔炎の状態によって、耳鼻咽喉科の受診が必要と判断された場合には、紹介状を作成し耳鼻科を受診していただき、適切な治療をスムーズに受けていただけるようにしています。
咳喘息
ヒューヒューゼイゼイする喘鳴は起こしませんが、咳が長く続く状態です。適切な治療をしっかり受けることで気管支喘息に進行させないようにすることが重要です。風邪が治ったのに咳だけが長く続くなどがありましたら、早めにご相談ください。
急性胃腸炎
胃や腸にウイルスや細菌が感染して、炎症を起こしている状態です。発熱、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛などの症状を起こし、脱水を起こさないようこまめな水分摂取が不可欠です。できれば吸収しやすい経口補水液やイオン飲料などをしっかり飲むようにしてください。小児はロタウイルスやノロウイルスによる急性胃腸炎で強い症状が出やすいのですが、ロタウイルスはワクチンによって発症や重症化を防ぐことができます。
インフルエンザ
主に冬期に流行する感染症で、A型・B型があります。潜伏期間2日程度でいきなり高熱が出て、その後に咳、のどの痛み、鼻水などの症状が現れます。胃腸症状を起こすこともあります。重症化すると肺炎、脳症などを発症することがあり、意識障害やけいれん、異常行動を起こすこともあり注意が必要です。
当院では感染初期でも診断可能な検査を行っており、ウイルス増殖を抑制する抗ウイルス薬の高い効果が見込める早期治療も可能です。
インフルエンザの発症や重症化予防には予防接種が有効です。また、流行シーズンには手洗いやうがいなどもしっかり行うようにしてください。
突発性発疹
誕生後にはじめて熱が出る場合、突発性発疹によるものが多く、生後半年から2歳までの間にかかりやすい傾向があります。主な症状は38度以上の高熱であり、数日熱が続いて自然に回復することが多くなっています。熱が下がってくるとお腹、背中、顔などに発疹ができることから、突発性発疹という名前が付いています。他の症状としては軟便などがあり、発疹も数日で消えていってかゆみが起こることもほとんどなく、治療は特に必要ありません。
溶連菌感染症
溶血性連鎖球菌という細菌による感染症で、主に高熱、のどの痛み、首のリンパ節の腫れなどを起こします。のどが赤く腫れ、舌表面がブツブツするいちご舌になることもあります。また、嘔吐や下痢、かゆみのある小さな発疹が身体にできることもあります。細菌感染ですから、抗菌剤による治療が有効です。完全に治るまで治療をしっかり続けないと、腎臓病、リウマチ熱やそれによる心臓弁膜症、アレルギー性紫斑病などを引き起こす可能性もあります。
咽頭結膜熱(プール熱)
夏に流行することが多いためプール熱という名前になっていますが、プールに入っていなくてもアデノウイルスが原因で感染することがあります。高熱が数日続いて、のどの痛み、白目の充血、目やになどの症状を起こします。感染力が高いため、登園や登校には医師の診断が必要です。
手足口病、ヘルパンギーナ
手足口病は、口内、手のひら、足の裏や甲、おしり、膝や肘などに水疱ができ、微熱が出ることがある疾患です。ヘルパンギーナはのどの奥に口内炎に似た水疱ができて高熱を出すこともあります。どちらもエンテロウイルス属のウイルスによる感染症で、夏場に乳幼児に感染することが多くなっています。特に治療は必要ありませんが、口内の水疱で食事や水分摂取がままならない場合には早急な受診が必要です。
水痘(みずぼうそう)
水痘・帯状疱疹ウイルスにはじめて感染した時に発症します。潜伏期間は2週間程度と長く、発熱して赤い発疹が現れ、発疹の中心に水疱ができます。水疱がある間は感染力が高く、やがて水疱が破れてかさぶたになります。感染力が強いため、すべての水疱がかさぶたにならないと登園や登校はできません。抗ウイルス薬やかゆみを抑える塗り薬などによって治療します。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
ムンプスウイルスに感染し両耳の下にある耳下腺(唾液をつくる組織)が急に腫れて痛みを起こします。腫れは両側に起こることがあり、発熱をともなうケースもあります。約1週間で自然治癒しますが、まれに髄膜炎、難聴などを起こすことがあります。また、男児の場合、精巣炎などの合併症を起こす可能性もあるため注意が必要です。ワクチンによって予防することができます。感染力が強いため、登園や登校には医師の診断が必要です。
麻疹(はしか)
1歳になってすぐと小学校入学前に麻疹風疹混合(MR)ワクチンの予防接種を受けることが重要です。発熱や咳が数日続いていったん治まり、再度高熱が出て全身に赤い発疹が広がり、口内にも白い斑点が現れます。肺炎などを併発して重症化しやすいため、注意が必要です。症状を緩和させる対症療法以外に有効な治療法がなく、感染力が非常に強いため、登園や登校には医師の診断が必要です。
風疹(三日ばしか)
麻疹風疹混合(MR)ワクチンの予防接種を必ず受けるようにしてください。発症すると細かい発疹が広がって高熱が出て、首のリンパ節が腫れます。3日程度でよくなりますが、妊娠初期に感染した場合は胎児が先天性風疹症候群を発症して白内障、難聴、心疾患などを起こすことがあります。周囲に妊娠の可能性がある方がいる場合、特に注意が必要です。発疹が消えるまでは登園・登校できません。外出もできるだけ控えましょう。
伝染性紅斑(りんご病)
ヒトパルボウイルスB19による感染症で、両頬がりんごのように赤くなって、手足にもレース編みのような赤みが表れます。発疹が現れる1週間前あたりに風邪症状を起こすことがありこの時期は周囲への感染力もあります。頬の赤みが出た段階では人にうつす心配はなく、治療の必要もありません。
熱性けいれん
38度以上の発熱を起こしている際に、急に手足を硬直させて、意識障害を伴うけいれん発作を起こしている状態です。5分以内におさまるようでしたら様子をみても大丈夫ですが、長引く場合には早急に医療機関を受診してください。また、発熱時に繰り返しけいれんを起こす場合には、抗けいれん薬の坐薬(ジアゼパムダイアップ)による予防を行う場合もあります。
RSウイルス感染症
乳幼児から高齢者まで幅広い年代の方が何度も感染する疾患です。風邪に似た症状が出る疾患で、冬期に流行することが多くなっています。乳幼児は咳や呼吸困難を起こすことがあり、酸素吸入や点滴が必要になることがあります。咳や呼吸音が気になったら早めに受診してください。
マイコプラズマ感染症
肺炎を起こす細菌の1種で、子どもから高齢者まで幅広い年代の方が感染し、学校などの集団生活で広がりやすい傾向があります。潜伏期間は2~3週間で、発熱や咳が主な症状です。咳が長く続くことがあり、特に呼吸が苦しくなくてもX線撮影をすると肺炎になっていることがわかるケースがあるため注意が必要です。抗菌薬による治療が有効ですが、耐性菌が増えてきていることから治療が長引くこともあります。
百日咳
百咳菌に感染して風邪症状を起こし、咳がひどくなって夜間に乾いた咳が続くようになります。乳幼児は重症化しやすいため、早めに受診して抗菌薬による治療を受けてください。ワクチンで予防できますので、必ずワクチン接種を受けてください。
川崎病
原因は不明ですが、5日以上の発熱、発疹、舌や唇などの赤み、白目の充血、手足や首のリンパ節の腫れなどを起こし、まれに心臓へ栄養素や酸素を送る冠動脈にこぶを作って心筋梗塞を起こすことがあります。4歳以下の子どもの発症が多いのですが、小学生の発症もあります。多くの場合、入院による治療を行います。
腸重積
腸管の中に重なるようにして腸管が入り込んでしまっている状態です。発症しやすいのは生後4か月から1歳半までで、急に激しく泣いておさまるといった状態を繰り返し、そのうち嘔吐やイチゴジャムのような血便を生じます。肛門から液体や気体を入れるなどによって腸管の重なりを戻せることもありますが、緊急手術が必要になる場合もあります。
鼠径ヘルニア
鼠径部は脚の付け根の部分で、ここに腸管など腹部臓器の一部が飛び出し、腫れてしまうのが鼠径ヘルニアです。手術が必要になることもあります。お腹に力を入れた際に飛び出て、横になるとふくらみがなくなることもあります。鼠径部の腫れが戻らなくなった、痛みがある場合には早急な受診が必要です。発症率は1~5%とされています。
小児アレルギー
食物アレルギー
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎はかゆみのある皮膚湿疹が慢性的に皮膚の炎症を引き起こす疾患です。アレルギーを起こしやすい体質や皮膚バリア機能が弱いと発症しやすくなるといわれています。
アレルギー反応による皮膚のかゆみで、掻いてしまうことにより、皮膚のバリア機能が低下して、アレルゲンや皮膚の細菌による刺激を受け、また掻いてしまうという悪循環により炎症が慢性化すると考えられています。アレルゲンの代表的なものは、環境因子ではダニ・カビ・ハウスダスト・フケ・ペットの毛・汗・唾液、食物では卵・牛乳・小麦などです。
また、過度な疲労や睡眠不足、身体的・心理的ストレスも免疫を不安定にするため悪化につながります。
喘息(気管支喘息)について
喘息は空気の通り道である気道が狭くなり、呼吸が苦しくなる状態を繰り返す疾患です。
特徴的な症状としてヒューヒュー・ゼイゼイという音がでる喘鳴があります。また、夜中や朝方に発作を起こすことが多く、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎のあるお子さまに多く発症しますが、アレルギー体質でなくても発症することがあります。大きな発作を起こしたことがなくても、風邪の後に咳が長引く、夜や明け方に咳が出やすい、運動するとゼイゼイするなどの症状がある場合は気管支喘息の可能性がありますので受診してください。また、乳幼児期にRSウイルスになり、その後、風邪を引くたびにゼコゼコするという場合はアレルギー的な要素があるかもしれませんので受診をおすすめしております。
アレルギー性鼻炎について
一年の中で一時期だけアレルギー症状が出る「季節性アレルギー性鼻炎」と一年を通しアレルギー症状が出る「通年性アレルギー性鼻炎」があります。主な症状は共通していて、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどです。季節性アレルギー鼻炎で最も知られているのはスギ花粉症ですが、イネ科の植物など他の季節に花粉を飛散させる様々な花粉症が存在します。通年性アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニなど季節に関係のない様々な原因によって起こります。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎はまぶたの裏側や白目を覆っている薄い膜(結膜)に花粉やダニ、ハウスダストなどのアレルギー物質が付着して、目の痒み、充血、涙が止まらなくなる、目やにが出るなどの症状を引き起こします。花粉症のように特定の季節に発症する季節性、ダニやハウスダストなどによって季節を問わず発症する通年性に分けられます。
乳幼児健診
乳幼児健診の主な目的
- 子どもの発育・発達の遅れや病気の発見
- 日常では見逃されやすい・気づきにくい問題の発見
- 予防接種の確認
- 病気、事故の予防
- 生活習慣の見直し
- 離乳食の進め方、睡眠習慣などの相談。
個別健診:千葉県内の医療機関 公費(無料)で可能
- 3~6か月健診
- 9~11か月健診
※母子健康手帳の別冊にある券(医療機関委託乳児健康診査受診票)を使用できます。
集団健診:各地域の健康調査会場
市原市は保健センター、アネッサ(姉崎保健福祉センター)、なのはな館(南部保健福祉センター)、ちはら台コミュニティセンターで実施しています。
- 1歳6か月健診
- 3歳児健診
小児予防接種
当院は市原市の予防接種実施医療機関登録施設です。予防接種をご希望される場合には、お電話にてご予約をお願いいたします。
- 持ち物:母子健康手帳・予診票・健康保険証・委任状※
※委任状は、保護者が同伴できない場合のみ必要です。市原市のHPからダウンロードしてください。
予診票は、市原市より生後2か月頃までに「予防接種のすすめ(予防接種予診票)」が送付されます。
事前に予診票へのご記入をされてからご来院いただけると待ち時間を減らし、スムーズに受診できます。
予防接種スケジュール
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール
当院では、予防接種のスケジュールに関するご相談も承っています。
ご希望がありましたらお気軽にスタッフまでお声がけください。
予防接種を受けられないケース
- 熱が37.5℃以上ある
- 母子手帳を持参していない
- 接種するワクチンで過去に強いアレルギー反応を起こしたことがある
- その他、医師が接種困難と判断した場合
定期接種と任意接種
定期接種は、決められた期間内に接種することで、公費(無料)で接種できるものです。
定期接種には、B型肝炎、ロタウイルス、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合・ポリオ、BCG、MR、水疱、日本脳炎、二種混合があります。
任意接種は、指定期間外の接種、または定期接種には含まれないものでご希望によって行う予防接種です。こちらは自己負担(有料)となり、自己負担額は下記の通りです。
予防接種 | 自費の場合の料金(税込) |
---|---|
ヒブ | 8,800円 |
肺炎球菌(ニューモバックス) | 12,018円 |
B型肝炎(10歳未満) | 5,500円 |
B型肝炎(10歳以上) | 5,500円 |
ロタリックス | 13,618円 |
ロタテック | 9,350円 |
四種混合 | 11,550円 |
BCG | 7,700円 |
水痘 | 8,800円 |
MR(麻疹風疹) | 9,350円 |
おたふくかぜ | 6,600円 |
日本脳炎 | 7,700円 |
二種混合 | 5,500円 |
破傷風 | 3,300円 |
インフルエンザ(小6年まで) | 2,750円 |
よくあるご質問
保護者が同伴しないと予防接種を受けられませんか?
委任状をご持参いただいた場合、保護者以外の方が同伴されても予防接種が可能です。また、16歳以下の場合、1人で来院されての接種はできません。
定期接種の期間内に予防接種を受けられなかった場合、どうしたらいいですか?
期間外の接種は可能です。ただし、公費負担ではなくなるため、自己負担での接種になります。また、特定の年齢を過ぎてしまうと接種ができない年齢制限のある予防接種もあります。
なお、接種期間内に健康上など特別な理由があって接種ができなかったと判断された場合には、定期接種対象となるケースもあります。
予防接種の副作用が気になります
定期接種や任意接種の予防接種でアナフィラキシー、脳炎、脳症などの重篤な副反応が生じることはかなりまれなケースです。厚生労働省のホームページにはそれぞれの予防接種で起こった副反応のくわしい解説があります。
深刻ではない、よくある副反応には、接種した部分の赤み、腫れ、痛み、発熱などがあります。ほとんどは自然に改善しますが、こうした症状が強い場合にはご連絡ください。
予防接種の同時接種には問題はありませんか?
同時接種が推奨されている場合、効果の低下や、副反応が強く出てしまうといったことはありません。日本小児科学会では同時接種を推奨していますが、これは同時接種によって必要な免疫を早期に実現でき、予防接種のスケジュールが組みやすくなり、通院回数も減らせるなどのメリットがあるからです。
予防接種を受けた日の入浴は可能ですか?
予防接種を受けて1~2時間程度経過している場合、入浴しても特に問題はありません。ただし接種した部分を擦ったり、掻いたり、強く押したりしないよう注意してください。
予防接種した場所が大きく腫れてしまいました。受診した方がいいですか?
腫れがあっても通常は1~2日程度でほとんどが改善に向かいます。強い痛みやかゆみがある場合には、受診してください。
予防接種後に発熱した場合には、受診した方がいいですか?
機嫌が良く元気があって、しっかり水分を摂取できていれば慌てる必要はないので様子をみてください。高熱がある、ぐったりしている、呼びかけに反応が薄い、けいれんを起こしたなどがあった場合には、風邪などによる症状がたまたま予防接種後に出てしまっている可能性もありますので、早めに医療機関を受診してください。
なお、不活化ワクチンの接種では、24時間以内に発熱することがよくありますが、その場合にはほとんどが接種後48時間以内に解熱します。生ワクチンの場合には、数日から数週間後の発熱を起こすことがあり、麻疹ワクチンは7~12日後、おたふくかぜワクチンは2~3週間後の発熱がよくあります。