大腸カメラ(大腸内視鏡)検査とは
大腸カメラ検査は事前の下剤服用や検査中の苦しさ、検査後に残るお腹の張りなどの問題がありましたが、当院ではこうした問題を解決する検査手法を導入しており、きめ細かく配慮した検査を行うことで楽に受けていただけるようにしています。なお、ご自宅で下剤を服用するのに不安を感じる場合には、1泊入院による検査も可能です。
苦痛を抑えた精度の高い検査のために
最新鋭の富士フィルム内視鏡『LASEREO 7000システム』を導入
BLI/LCI機能に対応
高コントラストな信号を強調する画像処理を行うことで血管や表面構造などの観察に適した画像を表示するBIL,BLIでさらに明るい画像を得られるBLIーbright、赤色付近の色を信号処理で強調して炎症診断を強力にサポートするLCIの機能を搭載しています。また、白色光観察では、分光画像処理により微妙な色の変化を強調するFICE機能も搭載されています。

目的に合わせた観察タイプを瞬時に切り替え可能
白色光/FICE、BIL、BLIーbright、LCIの観察モードは、スコープスイッチで簡単に切り替え可能です。フルサイズ画像の隣に直近のインデックス画像4枚を表示でき、BLI観察の拡大もスムーズに行うことができます。
内視鏡炭酸ガス送気装置
当院の特徴
特徴1 鎮静剤で眠ったような状態の検査も可能
特徴2 負担軽減のための無送気軸保持短縮法
特徴3 炭酸ガスで検査中や検査後の膨満感解消
特徴4 下剤服用を院内で行うことができます
特徴5 胃カメラ・大腸カメラの同日検査可能
*土曜日は行っておりません
大腸カメラ検査の流れ
Step1前日
前日朝より、アルコール、牛乳、コーヒーを控えます。
食事は消化の良いものを食べ、夕食を21時までに食べたら、後は検査終了まで絶食です。水分は、水や薄いお茶など透明で糖分のないものを飲むようにしてください。
就寝前にラキソベロン1本を服用します。
Step2当日朝
朝食は食べないでください。水分は、水や薄いお茶など透明で糖分のないものを飲むようにしてください。
内服について
普段、薬を服用されている場合、検査3時間前までに水で内服します。ただし、糖尿病治療薬は低血糖になる可能性がありますので休薬するなど、薬によっては休薬の必要がある場合もあります。内服や休薬については、事前にくわしくお伝えしますので、その内容を守ってください。
ご自宅で下剤を服用される場合、検査の3~4時間前に服用しはじめ、便意が落ち着いたらご来院いただきます。
鎮静剤を用いた検査をされる場合、ご帰宅時にご自分で車・バイク・自転車の運転は禁止されます。ご来院の際にも公共交通機関をご利用になるか、ご家族などに送迎をお願いしていらしてください。
Step3ご来院
検査30分前までにご来院ください。院内で下剤を服用する場合には、朝早くご来院いただいています。
便が透明になったことを確認したら、検査が可能になります。
鎮静剤を用いた検査をご希望される場合には点滴を行います。
Step4検査
鎮静剤を使用する場合は、検査直前に投与を開始します。
検査自体は15~30分程度ですが、組織採取を行った場合にはもう少し時間がかかります。
Step5検査後
検査を行った医師が検査画像をお見せしながら、わかりやすく結果をご説明します。
なお、検査中に組織採取を行った場合、病理検査の結果が出るまでに1週間程度かかります。その場合には、後日改めて結果をご説明しています。
飲食は1時間後から可能ですが、組織採取を行った場合には3時間後に飲食可能になります。組織採取には食事などに関する制限を数日~1週間程度守っていただく必要があります。詳細についてはくわしくご説明しています。
なお、組織採取を行わなかった場合も、検査当日の遠出や激しい運動は控えてください。
検査費用
1割負担 | 3割負担 | |
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大腸カメラ検査のみ | 約1,600円 | 約4,800円 |
大腸カメラ+病理組織検査 | 約3,000-5,000円 | 約9,000-15,000円 |
日帰り大腸ポリープ切除 | 約5,000-10,000円 | 約15,000-30,000円 |
大腸カメラ(大腸内視鏡)検査の診察予約について
大腸カメラ(大腸内視鏡)検査をご希望の方は、検査前にまず診察させていただく必要がございます。ご予約を希望される方は、当院へ直接お電話でご相談ください。代表電話:0436-20-8882